低気圧をこえて あとがき


最初に始めて最後に終わった最長CP。流川アメリカ行くしなぁ、で初めから最後は別れる予定で進めてきたわけですが、伸ばし過ぎた所為で蛇足だらけ。どの話もそうですが、どれも一話目以外蛇足ばかりです。きっかけと馴れ初めに悶えに悶えたのはいいけど、なんだかこれで終わるのも……寧ろここからがラブラブなんだ!と息巻いた結果がこの惨状でした。
何より別れを控えた心情というのが今一つ掴めず、別に破局というわけでもなく……で、特に花形を振り回してしまった感が否めず。オールマイティ藤真にどうにか落ち着かせてもらった感じ。
藤真がいてよかった〜全話通してヒーロー役を買ってもらってます。(だからそろそろ藤長谷を……)
そしてあの爆弾発言の真相は……どうしましょ。元監督×藤真ってありそうななさそうな。
花形があれだけ驚いてたってことは当然誰も知らなかったわけで、秘密を貫き通した末にゴメンナサイ勝手に事故死とか設けてしまいました。考え出したらきりがないので終わります。

話は戻って、一応自分なりに今度の花形の心情をとすると、気圧の変化で生じる頭痛によって、溜め込んだ淋しさや蟠りがつい無気力となって溢れてしまう。表面的に冷静を保てど、気持ちを抑え込むことで却って卑屈な感情が生まれてしまう。
別れを前にして気付いてしまった自らの大人げなさ。それを隠そうとして、流川に対し余所余所しい態度となるが、そこを勘違いする流川に、何故この気持ちがわからないんだと感情的になる。可愛さ余って憎さ百倍に発展する感じ。
引き留めようとは思わないがいずれにしろ引き留めることなど出来ない。という、どうにもし難い気持ちをずっと胸に留めてきたわけで、頭痛によって悪い状態で零れ出たそれを堰き止める術すらわからない。そもそも自覚がない。そこを、どうにか藤真に軌道修正してもらったわけです。
一方の流川は…………本当は何の影響もないどころか、アメリカ行きも自分で決めたことだし、正直不安こそないんじゃないかな?と思うわけだけど、流川だけ何食わぬ顔してたら流石に花形が可哀想に思えてきて、少々調子を落としてもらいました。
自分の淋しさからではなく、不自然な態度を取る花形への不満から。彼の我儘さ故、花形にはいつも優しく接してくれることを望んでいるわけです。なのに甘やかされないことにムカッ。年上のくせにとか自己中心的に考えてそうだけど、そういうところも少しずつ大人になってきたかなぁ。

残ってるラストでちょっとひっくり返す予定です。



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