その6【神さんは?】

……じゃあ神さんは?

神「俺はいいよ……」
牧「また下ネタなんだな」
流「牛蒡」
洋「………。」
神「……それは何が言いたいの?」
流「じゃあもやし」
洋「………。」
形「……ここは乗り物に拘るべきか?」
洋「まあダンプカーに宇宙戦艦と来たらそうすべきだ」
暮「と言っても、その辺のことは何も知らないからな……」
牧「知ってるのは一人だ。水戸くんが決めてやればいい」
洋「じゃあコンコルド」
神「早っ」
形「高速……と捉えるべきか?」
洋「いや、形」
牧「………」
流「zzz……」
神「形………?」
洋「まぁそこはなんでもいんです。二人よりカッコ良ければなんでも」
形「カッコ良いだけならなんでもあるだろう」
暮「ああ、やっぱり個性がないとな」
牧「個性のある乗り物か……ん? ダンプカーに個性あるのか?」
神「そこはもう代名詞ですから」
洋「他の誰でもないメガネくんが言ったんだ」
暮「越野の受け売りだけどな」
牧「そ、そうか……」
暮「乗り物は乗り物でも、車に戦艦と来たらやっぱり飛んでるのがいいのかな」
神「ああ、陸に海と来たら………え? 宇宙戦艦は宇宙飛んでますよね?」
牧「宇宙の海を泳いでるんだ」
形「……そこはまかせる」

暮「水戸くんから見た神はどんな?」
洋「まず可愛いかな」
牧「可愛い………」
形「可愛くて空飛ぶ乗り物か……」
暮「ああ、ディ○ニーランドにあるよ。ダ○ボの乗り物」
神「俺嫌ですそれ。耳デカイから」
牧「気にしてたのか……」
暮「あとは、前にピカチ○ウが描かれたジェット機あったよな?」
形「ああ、あった」
暮「俺はナスでも描いてあった方がいいと思うけど」
牧「……それはTシャツに留めておけ」
洋「可愛いけど、二人よりカッコ良くなきゃ俺は認めねぇ」
暮「はは、なかなか難しいな」
形「可愛い以外にももう少しヒントが要る」
洋「……そっすね。じゃぁあと………目が可愛い」
神「………」
牧「益々わからない……」
洋「ああ、じゃあもう一つ。顔も可愛い」
暮「………全部?」
洋「いや全部は………あ、全部」
神「………。」

形「……ああ、あった」
暮「え、何?」

花形がとある洋画DVDを再生。

牧「まさか……」
神「ああ、確かに乗り物だ……」
暮「しかも可愛い」
洋「目も顔も可愛いしカッコイイしデカイし飛んでる……こりゃ盲点だったな」

流「zzz………あ、ファ○コン!」

形「水戸くんが気に入ってくれたならこれで決まりでいいだろう」
洋「じゅうぶんだ。二人に比べて知性もある」
牧「それはよかったな……」
暮「はは、今夜はきっとネバーエンディングだな」
牧「………。」
神「ああ洋平の目が怖い……」


おわり